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面白いからである。 ーーそれ以上でも、それ以下でもない。僕は完成された料理に対して、ケチャップをぶっかける趣味はない。けれど、書評だとかレビューだとかそういうものは、得てしてそういう側面を持ってしまう。そして、悲しいことに僕はそういう行為を…
僕たちは自分の中に「重り」を持っている。多分、常識ってやつがそれだ。重りは僕たちを決めつけて、本当ならどこまでもシュンシュパパパと走り続けられる僕たちを、引き留める。その代わりに希望だとか夢だとかいうモノはどこまでも膨らませることができて…
「しっかりしろ、半ばを過ぎればきっとページを繰る手が止まらなくなる。あとはずっと怒濤の展開だから……」 ジェイムズ・P・ホーガンのSF作品「星を継ぐもの」を読み終えました。
電撃文庫MAGAZINEを買いそこねたので、フィータスのFだけ読めていないのですけれど、単行本として出ている分に関しては全て読み終えました。 (ヴァイオリンのVとウォーキングのWの感想はこちら) 【以下ネタバレアリ】 【各作品の担当作家は、間違いの可能性…
もし僕が「この小説どうだった?」と聞かれたら「読めたもんじゃないよ、メッタメタの作品だった。ミステリーっていうか、SFかもしれない。」って答えると思う。読めたものじゃない。いや、読むものじゃない。感じるもの。いや、もうすでにこの作品は小説っ…
講談社と電撃がタイアップして謎の作家「越前魔太郎」なんていう作家が出てくるからもう大変っていうわけで、さっさと発売当日に買ってきていた訳なのですが、やっと時間が出来て読み終えることができました。 とりあえず、面白い。
新潮の立ち読みで冒頭文読んだりして「こころは齧られたれた文削れる」ってので「あーまためくるめくメタワールドに突入するのかなあ、とか思ったのですが、そんな事は無かったです。 読み終えた感想は、人生はロック。いや、冗談抜きで本当に。
買って一年棚に飾って、ようやっと読み終えた訳ですが、凄いですわこれ。何が凄いって、ジャンル超越とかそういうレベルじゃなかったです。【気を付けて書きますが、以下ネタばれ含む可能性アリ】
名作と呼び名が高い、スタンリー・キューブリック監督とアーサー・C・クラークの映画/小説「2001年宇宙の旅」を観/読みました。 この作品は、小説と映画で同じ内容を描いているのにも関わらず、方向性が全く違うものとなっており、非常に興味深く、また面白…
静岡大学理学部数学科の主人公が紡ぐ、青春小説。そんな皮を被った、作品でした。
ウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングの共著「ディファレンス・エンジン」を読みました。
新常識。型破り。斜め上。想定GUY。この言葉が大好きな私は、この本とこの作家が気に入った。
友人とそんな話になったので、その時の話を少し。結論としては、「キャラクター中心なものがラノベ、ストーリー中心なのが小説」というものでした。 でも乙一とか桜庭一樹とかもラノベ書いてるじゃん?って話にもなったのだけれど、「乙一はストーリーが凄く…