ラノベと小説の違いについて

友人とそんな話になったので、その時の話を少し。結論としては、「キャラクター中心なものがラノベ、ストーリー中心なのが小説」というものでした。
でも乙一とか桜庭一樹とかもラノベ書いてるじゃん?って話にもなったのだけれど、「乙一はストーリーが凄く面白いけど、キャラクターをラノベっぽく造型していない。その点、桜庭は凄く上手い」という話が。うーん、確かに。「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」とか、ストーリーは落ちまでさえ分かってしまうのだけど、そのキャラクターの造型が上手すぎて全然飽きが来ない。乙一のキャラ造型はやっぱり「かわいい」だとかそういうものとは遠いよねぇと。
そう考えると、キャラ造型命で行っているのが西尾維新のシリーズはやっぱりライトノベル。氏の作品はキャラが数ページ読んだだけで「うおっこいつ生きているっ」ってな感じで生き生きしているのが受ける要因なんだろうと思います。ただあの作品、かつて私がナイーブな時期に読もうとしたけれど「うわこれはキツい」と投げてしまった事が。今なら普通に読める気がするので読まなければ、と。
ところで、近頃清涼飲料水を清涼院流水にしか見えなくなってきてしまったのだけれど、やっぱりこれはJDCシリーズをさっさと読めというお告げなのでしょうか。いや、そのうち読むつもりではあるのだけれど、氏の作品に手を出したら最後、斜め上の作品しか満足できなくなる気がするのです。
っていう話をしたら、「舞城信者の時点でお前の終わりは始まっている。さっさと読むのだ」的な事を言われました。ははは。